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パソコン乗っ取り・不正アクセスの体験談

サイバー犯罪の体験談

 もう十年以上も前の話ですが、私はサイバー犯罪の被害に遭いました。
 その内容は、犯人がネットワークに侵入(不正アクセス)し、私のパソコンを乗っ取る、というものでした。
 犯人はインターネットを経由して、私のパソコンを遠隔操作し、好き放題に暴れて…

 「パソコンを乗っ取る」だなんて、まるで映画の中で起こるような話ですね。
 とても珍しい事のように思われますよね?
 しかし現実には珍しくも何ともなく、世界中で日常的に発生しているトラブルです。
 テレビや新聞のニュースではあまり話題にならないので、セキュリティの専門家以外の人に認識されていないだけで、なんら珍しいことではないのです。

 ですが、当時の私はそんな事など知りませんでした。
「たとえ、乗っ取りが技術的に不可能ではないとしても、現実に起こるなんて滅多にないだろう」と思っていました。
 また、サイバー犯罪の標的にされるのは、“やましい事”をしている人だけ、だろうとも思っていました。
 違法ダウンロードや海賊版ソフトを使用せず、ごく普通にしていれば問題ないだろうとも高をくくっていました。
 「自分は大丈夫」と、思い込んでいました。
 それがまさか、自分の身に振りかかるとは、思いもよりません。

 散々な目に遭いました。
 私が受けた被害は、複数のウィルス感染や不正プログラムのインストール、データの破壊などの嫌がらせ?や、情報漏洩などなど。
 不幸中の幸いですが、犯人の目的はウィルスの感染拡大を目的とした、いわば“愉快犯”のようなものだったため、金銭やクレジットカードは狙われず、経済的な被害はそれほどありませんでしたが…
 しかし、いくら経済的被害が軽かったとはいえ、精神的には非常に重く苦しかったです。
 どこの誰とも分からない不気味な相手が、自分のパソコンを自由に動かせるのですから…
 まるで、亡霊や宇宙人に遭遇したような恐怖でした。

被害者が特に辛いと感じること

 私は被害に気付いてからすぐに、知人やパソコン業者などに相談しました。
「パソコンが乗っ取られたんだけど、どうしたら良いと思う?」と。
 しかし返ってくる答えは、否定的なものばかり。

「ないない。ありえない。気のせいでしょ。」
「疲れてるの?頭だいじょうぶ?」
「ウチじゃ対応できないから、他所をあたって。」

 私が必死に説明しても、相手にドン引きされるだけでした。
 サイバー犯罪の被害者が、どのような負担・不利益を被るか、自分が実際に被害を受けたことでハッキリと分かりました。
 被害者にとって一番苦しいこと、それは、
誰も理解してくれない、誰も助けてくれないことです。

◆誰に相談したら良いのかわからない。
◆誰に相談しても、真剣に考えてくれない。
◆ありのままの事実を話しているのに、まったく信じてくれない。

 身近な人に相談しても、「気のせいでしょ」と軽くあしらわれたり、「被害妄想だよ」と信じてくれなかったり。
 警察に相談しても解決しないし、深刻な事件が起こってからでないと警察は動けない。
 弁護士さんに相談しても、門前払いされてしまう。
 誰に相談しても、誰にも相手にされないのです。

被害者は、精神的に追いつめられてゆく

 コンピュータやインターネットは爆発的急激に広まり、それに伴ってサイバー犯罪も激増しました。
 しかしそれに対して、法律、社会の整備、人々の認識などが追いついていません。
 そして残念ながら、まだまだ追いつくことが期待できないような現状です。
 現社会には被害者を助ける仕組みは存在せず、相談相手となる者も圧倒的に不足しています。

 そのため被害者は、誰も味方がいない状態に陥ってしまうのです。
 そして、たった一人で孤軍奮闘するか、もしくは、犯人の思うがまま泣き寝入りするか、という選択を迫られる。
 犯人の悪事によって苦しめられただけでなく、誰も味方をしてくれない苦しい状態で、戦うか、泣き寝入りするか、という重く苦しい選択を迫られ、精神的に強い負担を背負ってしまうのです。
 このように疲れた精神状態では、仕事も私生活も上手くいくわけがなく、次第に状況は悪化してゆく…
 しかしその反対に、犯人は野放しにされたままで、好き勝手に暴れ続ける。

私達は、あなたの味方になります。

 サイバー犯罪の被害に遭ったからこそ、私に身についたものが有ります。
 また、沢山の被害者達と助けあってきたからこそ、得られたものが有ります。
 一つは、サイバー犯罪と戦うための技術。
 一つは、予防するためのセキュリティ知識。
 一つは、法律の知識と、法的措置を含めた作戦の計画力。
 そして何よりも大きいのは、共に戦う仲間や協力者を得られたことです。

 当相談所では、コンピュータの専門家や法律の先生達が協力し合い、サイバー犯罪を解決に導くための相談業務や、対策および予防策のサービスを行っております。

  • ◆ネットストーカー対策
  • ◆不正アクセス対策
  • ◆盗聴・盗撮・通信傍受の発見
  • ◆ウィルス対策、不正プログラム対策
  • ◆セキュリティ強化
  • ◆乗っ取り、遠隔操作の阻止
  • ◆破壊されたデータの復旧
  • ◆セキュリティの問題

 これらの問題でお悩みの方や、他の相談所などでお断りされてしまった方。
 または、未知の脅威に脅かされている方。
 ぜひ一度、当相談所へご連絡下さい。
 私達と一緒に、卑劣な不届き者と戦いましょう!

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余談

 私の不正アクセス事件は、たまたま偶然に解決しました。
 知人が勤める大企業で、私が受けた被害と似たような現象が発生し、一部の業務が完全停止するという事件が起こりました。
 一分一秒で大きなお金が動く大企業ですから、会社の上層部は早期解決を目指し、専門家チームを召集して詳しく調べたそうです。

 調査の結果、ある特定の条件下において、不幸にも犯人の無差別攻撃に遭遇すると、インターネット回線からの侵入を防ぐためのセキュリティ機能が働かなくなってしまう、という脆弱性(不具合)が発見されました。
 そして、その条件などが、私のネットワークやパソコンの環境にもピッタリと当てはまったのです。

 犯人の攻撃の手法は、次のとおりでした。
 1,市販のウィルス対策ソフトでは検出できない、マニアックなウィルスをネットワーク(LAN)に流し込む。
 2,ウィルスにより、セキュリティの防御壁に穴が空く。
 3,犯人がインターネットを介して、そのセキュリティの穴からネットワークに侵入する。
 4,パソコンに不正アクセスをし、さらに別のウィルスに感染させる。
 5,新たなウィルスによって、パソコンの一部の機能が遠隔操作できるようになる。
 6,パソコンを遠隔操作して不正なプログラムをインストールし、パソコンのほぼ全ての機能が支配される。

 これらのウィルスなどには市販のウィルス対策ソフトが効かないので、知人から教えてもらった方法で調べてみたところ、その企業が感染したものと私が感染したものとが、全く同じ物でした。
 もしかしたら同一犯によるものかもしれません。
 その後の詳しい話を私が知ることはできませんでしたが、犯人は海外から攻撃してきたらしく、日本の警察だけで対処できる問題ではなかったそうです。

 私の場合、たまたま大企業が同じ被害に遭い、その情報の一部を知ることができたため、運良く解決しました。
 もしそれがなかったら、苦しい日々が長期化したことでしょう。

 この事件をキッカケに私は、セキュリティやネットワークの知識を得ようと、猛勉強を始めました。
 そりゃもう、狂ったように必死で。
 学習のためにと、自動車の購入資金として貯めていたお金を、全てコンピュータ設備の導入費用に費やしました。
 当時住んでいたアパートや、実家などの複数の拠点に、実験用のサーバー機器等を導入し、インターネットを介する攻撃と防御、破壊と修復を繰り返す研究を行いました。

 必死になりすぎたせいで、またもや周囲にはドン引きされました。
「いったい君は、何と戦っているんだい?」と。
 しかし気が付けば、それで身につけた技術が、私の知人や顧客企業に対して役立てられるようになっていました。
 現在は個人のトラブルのみならず、中小企業の情報セキュリティに関するトラブル解決やコンサルティングに役立っています。
 災い転じて福となす、でしょうか。

 しかし安心はできませんし、慢心も許されません。
 コンピュータは日々進化し続けます。
 伴って、サイバー犯罪の手口も進化し続けます。
 これに対応し続けられるよう、日々研究開発を重ねてまいります。

 IT担当 冨田 圭介

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